西明寺 | ( さいみょうじ ) |
所在地 | 滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26 |
札所等 |
湖東三山 近江湖東名刹二十七箇所 西国薬師四十九霊場第32番 |
由 緒 |
寺伝によれば平安時代初期三修上人の創建という。 三修上人は、修験道の霊山として知られる伊吹山(滋賀県・岐阜県の県境にある)の開山上人と伝えられる半ば伝説化した行者である。 伝承によれば承和元年(834年)、琵琶湖の西岸にいた三修は、湖の対岸の山に紫の雲のたなびくのを見て不思議に思った。 そこで神通力を用いて一気に水面を飛び越え、対岸に渡ると、今の西明寺のある山の中の池から紫の光がさしていた。 三修がその池に祈念すると、薬師如来、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が出現したという。 三修に帰依していた仁明天皇はこの話を聞くと、その地に勅願寺として寺を建立するように命じた。 そして三修はそれらの像の姿を刻んで祀った、これが当寺のはじまりであるという。 寺のある場所の地名を「池寺」というのは、この伝説に基づいている。 承和3年(836年)には仁明天皇により寺領が寄進され、諸堂が建築されたという。 |
創建年 | 伝・承和元年(834年) |
宗旨宗派 | 天台宗 |
御本尊 | 薬師如来 |
開 基 | 伝・仁明天皇(勅願) |
開 山 | 伝・三修上人 |
参拝日 | 2020年10月12日 |
総 門 (2015年(平成27年)再建) |
蓬莱庭(ほうらいてい) (池泉回遊式庭園、国の名勝) |
龍神社 |
二天門 (応永14年(1407年)建立、国重要文化財) |
持国天・増長天 |
手水舎 |
本堂 (国宝、鎌倉時代(1185〜1332)建立) |
三重塔 (国宝、鎌倉時代(1249〜1288年)建立) |
西国薬師四十九霊場第三十二番 |
鐘 楼 |
十一面観音菩薩 |