猿田彦神社 | ( さるたひこじんじゃ ) |
所在地 | 三重県伊勢市宇治浦田 2-1-10 |
由 緒 |
日本神話によれば、猿田彦神はニニギの天降りの先導を終えた後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まった。 『倭姫命世記』によれば、その子孫の大田命は天照大神を祀る地として倭姫命に五十鈴川川上の地を献上した。大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、神宮に玉串大内人として代々奉職したが、その宇治土公が邸宅内の屋敷神として祖神の猿田彦を祀っていた。 当社は玉串大内人たる宇治土公が、その祖先の猿田彦大神と大田命を祀り、古くから広く崇敬されて来た神社である。 創祭年代は不詳であるが、往古来宇治土公家は祖神まつりを行い、建久年間(1190〜1199)までは、現在地に近い中村町興玉の森で祀られたと伝えられる。 その後も神宮で大内人を勤めつつ、邸内の祭祀を続け、時代と共に一層増加する参詣衆のため、宇治土公定彦神主の代の延宝5年(1677)12月、現在地に祀られたと言う。 境内には、天降りの際に猿田彦神と応対した天宇受売命を祀る佐瑠女神社(さるめじんじゃ)が猿田彦神社の本殿に向かい合うように建っており、芸能の神として信仰されている。 |
主祭神 | 猿田彦大神 大田命 |
参拝日 | 2019年2月20日 |
手水舎 |
拝 殿 |
佐瑠女神社 |