若宮八幡神社 | ( わかみやはちまんじんじゃ ) |
所在地 | 三重県津市美杉町川上3498 |
由 緒 |
当社創立の年代は詳かでないが社伝によれば、当地は大和宮廷から伊勢の神宮への勅使往来の通路であったが、更に家城から奥の地は岩野郷と称して磐之媛皇后の御領地で、仁徳天皇はこの郷の開拓に努められた。 そのため、履中天皇の御宇(西暦五世紀初)郷民が仁徳天皇と磐之媛皇后の御遺徳を慕い、伊勢平野を見下す修験業山の麗、雲出の川上水源の清地を選んで祠を設け、この二柱の御蜜を祀ったのが当若宮八幡宮である。 それより以前、太古より修験業山の自然の磐座である高宮に鎮座の天津神、国津神、八百萬神を尊崇してきた。 これが当社創立の淵源である。 北畠氏は当社の加護を頼って隣地多気に居城を構え、奥城霧山城の鎮護神として、春秋の大祭には国司自ら参詣したという。 国司代々の祈願所となり、新しいまつりごとはまず川上八幡の神意を得てからというのが常であった。 その尊崇の厚さは、神領を献じ、島谷尾家老を奉行として常置し、神主岡野家に太夫号を授けるなどして、当社の尊厳保持に努めたことからも伺える。 江戸期にはいって藤堂家も北畠氏にならい尊崇を極めた。 その伝統をうけ、庶民信仰の社として今も広く多くの信仰を集めている。 |
御祭神 | 大鷦鷯命(おおさざきのみこと)(仁徳天皇) 磐之媛命(いわのひめのみこと) 素戔鳴尊(すさのおのみこと) 誉田別命(ほんだわけのみこと) |
参拝日 | 2018年5月12日 |
拝 殿 |
なで鳩 |
手洗場 |