頭之宮四方神社 | ( こうべのみやよもうじんじゃ ) |
所在地 | 三重県度会郡大紀町大内山3314-2 |
由 緒 |
村の子供達が社地を流れる唐子川にて遊んでいると川上より髑髏が一つ流れてきた。これを拾い水に浮かべて遊んでいたところ、たまたま通り合わせた村の老人が此れを見て「不浄なり」と諭し髑髏を捨てさせ子供達を帰らせた。 その後、老人はその場を去らずにいると、見る間に気が狂い始め大声で「予は唐橋中将光盛卿なり。 今此の辺りにて童子を相手に楽しく嬉戯しているにも拘わらず、汝きたりて予に向かって屈辱を加え遊びを妨げた。 若し、予の髑髏を崇め祀らわば、汝の乱心を止め萬民に幸福を与え、永く守護する。」と語り出した。 それを村人が聞いて、大変畏怖敬心を発して、無礼を詫びてお告げの通りに現在の社地に社殿を造営して髑髏を祀ったのが今の頭之宮四方神社である。「四方」とは東西南北の四つの方向を指し、四方八方まで隈なく御神徳が広がることを意味している。 又、神社脇を流れる渓流を「唐子川」と呼ぶが、由緒の通り、御祭神・唐橋の「唐」と子供達の『子」から名付けられたと伝えられる。 現在の社殿は平成9年11月1日の「平成の大造営」により完成した。 |
創建年 | 建久二年(1191)と伝わる。 |
主祭神 | 唐橋中将光盛卿(からはしちゅうじょうみつもりきょう) (平安京を造営した第五十代・桓武天皇の後裔) |
参拝日 | 2018年2月3日 2019年2月20日 |
手洗場と御滝さん |
拝 殿 |
奉石所 |
頭之石 |
頭之水 |