白谷観音  ( しらたにかんのん )
所在地 岐阜県関市板取247
札所等 享保年間に八事興正寺の温泉良円上人により中興され、本堂で三十三観音が祀られるようになる。
さらに美濃西国三十三観音の巡礼が開場された際にはその1番札所となった。
文政11年(1828年)本堂が再建される。
美濃三十三観音がいったん廃れて再開された際に札所から外されている。
由 緒 伝説では奈良時代に泰澄が当地を訪れて行基作の十一面観音菩薩を本尊として開いたとされ、谷あいから白砂が湧き出るという奇瑞があったことからこの地を白谷と名付けたといわれている。
しかし、実際は本尊が平安末期の様式を持つことから平安時代に白山信仰の修験者が開いたと考えられている。
その後、鎌倉時代以降周辺では虚空蔵菩薩を崇拝する高賀山信仰が隆盛したが当寺は白山信仰を維持し、高賀山の観音菩薩と共に霊験のある観音菩薩として信仰された。

現在は無住であり、近隣の浄念寺により管理されている。
近年は高賀六社と共に六社一観音めぐりとする巡礼が行われている。
創建年 平安時代末
宗旨宗派 天台宗
御本尊 十一面観音菩薩
開 山 伝:泰澄
中興年 享保年間
中 興 温泉良円
参拝日 2020年6月8日


本 堂
手水舎
鐘 楼

 

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