西光寺  ( さいこうじ )
所在地 長野県長野市南長野北石堂町1398
札所等 善光寺七福神(第一番寿老人)
由 緒 謡曲、説経節などで広まった「苅萱伝説」ゆかりの寺である。
伝承によれば、苅萱道心(寂照坊等阿とも)は元は筑前国(現・福岡県)の領主で、俗名を加藤 左衛門尉 重氏といった。
世の無常を感じた重氏は出家して高野山に赴き、仏道修行に励む。
苅萱の出家後に生まれた子である石童丸と母は父を探して高野山に行き、女人禁制で母は麓に残る。
石童丸は父と思しき苅萱を師として修業に励みつつ、「父ではないか?」と尋ねるが、出家の身である苅萱は涙を堪えて「そなたの父は死んだ」と告げる。
石童丸が下山すると母が、帰郷すると姉も亡くなっていた。
苅萱はその後、善光寺阿弥陀如来のお告げを得て信濃国に移って、正治元年(1199年)に善光寺近くに庵を営み、そこで往生を遂げた。
この時の草庵が建仁元年(1201年)に寺院となったものが西光寺であるという。
創建年 (伝)建仁元年(1201年)
宗旨宗派 浄土宗
御本尊 阿弥陀如来
苅萱親子地蔵
開 基 苅萱上人(苅萱道心)
参拝日 2021年10月29日


六地蔵
本 堂
玉取稲荷社
かりかや親子

 

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