苔翁寺 | ( たいおうじ ) |
所在地 | 長野県上水内郡飯綱町芋川397 |
由 緒 |
文治2年(1186)に芋川郷の地頭として配された藤原兼定(後の芋川弥次郎兼定)によって創建された寺院で、以後、長く当地を支配した芋川氏の菩提寺として庇護されました。 芋川氏は中世、高梨氏の家臣となっていましたが、室町時代の応永11年(1404)に高梨氏は幕府と対立した事になり、細川兵庫助が幕府軍の主力として派兵され、奮戦むなしく芋川長知が自刃に追い込まれ芋川氏は没落し苔翁寺も衰微しました。 しかし、永禄年間(1558〜1570年)に武田家の家臣として復権を果たすと、元亀2年(1571)に天室賢隆が招かれ曹洞宗の寺院して中興開山しています。 |
創建年 | 文治2年(1186) |
宗旨宗派 | 曹洞宗 |
開 山 | 藤原兼定 |
中興年 | 元亀2年(1571) |
中 興 | 天室賢隆 |
参拝日 | 2021年9月10日 |
山門 (寛政7年(1795)、飯綱町指定有形文化財) |
金刀比羅殿 |
本 堂 |