西念寺 | ( さいねんじ ) |
所在地 | 三重県伊賀市上野万町2296 |
由 緒 |
『伊水温故(いすいうんご)』によれば、当寺の本尊は天正伊賀の乱の混迷に紛れるようにして、佐那具の西方寺へ移されたといわれる。 この西方寺こそが当寺の発祥といわれ、長伝という僧侶が現在地に移し、しばらくは長伝坊と呼ばれたが、その後西念寺に改められた、とされる。 『萬川集海』の著者である藤林左武次保武をはじめ、藤林氏の墓所。 境内には、伊賀流忍術・藤林(ふじばやし)三武次保武(やすたけ)の墓が現存し、墓石に「光岳院歓誉道喜居士」、「享保元年」(1716)死亡という銘がある。 保武は忍術書「万川集海(ばんせんしゅうかい)」の著述者とされ、百地三太夫、服部半蔵とともに、伊賀流忍術の三傑に数えられている。 |
宗旨宗派 | 浄土宗 |
御本尊 | 木造阿弥陀如来立像 |
参拝日 | 2021年12月10日 |
本 堂 |
鐘 楼 |