大鋒寺  ( だいほうじ )
所在地 長野県長野市松代町柴
由 緒 松代藩初代藩主真田信之は明暦2年(1656)に真田家の家督を2男真田信政に譲りこの地を隠居所としました。
2代信政は2年後の万治元年(1658)に亡くなると嫡男幸道が幼少だった事から信政の甥にあたる信利が意義を申し立て、幕府も巻き込んだ御家騒動となりました。
結果、幸道が3代藩主に就任し信之が後見人となりましたが、信之は高齢だった事から同年の10月17日に死去、享年93歳、戒名「大鋒寺殿徹巌一当大居士」、辞世の句「何事も、移ればかわる世の中を、夢なりけりと、思いざりけり」、遺言により幸道(幸道は当時幼少だった事から形式的で、実際は後見人である内藤忠興が仕切ったと思われます)が隠居所に長国寺の観国和尚を招いて真田林大鋒寺を開き書院跡に霊屋を建て、信之が日頃篤く帰依していた阿弥陀三尊像を本尊として安置しました。
創建年 明暦2年(1656)
宗旨宗派 曹洞宗
御本尊 阿弥陀三尊
参拝日 2021年9月10日


本 堂
真田信之霊屋 (長野市指定重要文化財)

 

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