文知摺観音堂 | ( もちずりかんのんどう ) |
所在地 | 福島市山口字文字摺70 |
由 緒 |
創建については不詳だが、文武天皇の時(在位697〜707年)、行基により文知摺に聖観音菩薩像が安置されたということが伝わっている。 現存の観音堂は宝永6年(1709年)に三世漢補和尚が大了是道庵主と計り再建されたもの。 文知摺観音は信夫文知摺(しのぶもちずり)とも呼ばれ、しのぶもちずり絹の産地であった。 小倉百人一首に選定されている平安時代前期の河原左大臣源融(みなもとのとおる)にまつわる言い伝えも残されている。 また、元禄2年(1689年)には松尾芭蕉、明治26年(1893年)には正岡子規が訪れるなど多くの文人が来訪した。 別当寺は曹洞宗の安洞院。 |
御本尊 | 聖観音菩薩 |
参拝日 | 2018年9月19日 |
観音堂 |
多宝塔 (県重要文化財) (高さ約15m。文化9年(1812年)八世光隆和尚により建立) |